
名古屋に旅行に行くにはどの程度の予算を準備する必要があるのでしょうか。どこから名古屋に行くのか、現地でどんな活動をするのか、何泊するのかといった様々な条件で必要な費用も異なります。名古屋に旅行に行くときにどんな費用がかかり、目安としてどの程度を確保しておけば十分かを節約方法と共に把握しておきましょう。
共通して費用が高いのは往復の交通費
まず名古屋旅行の日程などにあまり影響されることなく共通して大きな費用になるのが交通費です。近隣エリアに住んでいるなら比較的安くて済むのは確かですが、数千円から数万円の幅で必要になります。名古屋駅は新幹線も通っているので遠方からでも速やかにアクセスできるでしょう。
しかし、費用面で考えると新幹線は比較的高いので気をつけなければなりません。早くて名古屋の中心地に直結しているというメリットを天秤にかけて、ここに予算をつぎ込んでしまって良いのかをよく考えるようにしましょう。
遠方からアクセスする場合には飛行機の方が安上がりかもしれません。LCCを利用できるようになったお陰で飛行機代はかなり安くできるようになっているからです。中部国際空港セントレアや小牧空港が到着空港になります。
名古屋の中心街からは離れているので電車での移動が必要になるのには留意し、費用と移動時間も加味して魅力的な交通手段かどうかを判断するのが大事です。もう一つ有力候補となる公共交通手段として挙げられるのが高速バスです。
名古屋はバスターミナルも充実していて、全国各地の主要な場所からは高速バスが出ています。近隣では昼行バス、遠方になると夜行バスが利用でき、他の交通手段に比べて極めて安上がりになるのが魅力です。移動に時間がかかるのは確かですが、マイカーで移動するのとそれほど違いはないでしょう。
夜行バスを使えば眠る時間を有効活用できるので現地での活動時間をたくさん確保できるメリットもあります。最後の候補として自分でマイカーやレンタカーを運転して名古屋旅行に行く方法も挙げられます。高速道路網も発達しているのでアクセスしやすいですが、道が混み合うので注意しなければなりません。
ガソリン代や高速料金、レンタカー代などは車一台あたりでかかる費用なので、大勢で移動するときにはコストパフォーマンスの良い方法です。新幹線や飛行機に比べると時間がかかるものの、現地での足を確保できるという点で優れています。
運転する人の体力的な負担も考えて魅力的な交通手段かどうかを考えましょう。
宿泊費の相場も確認しておこう

名古屋に宿泊する場合にはホテルや旅館の費用相場も確認しておくことが大切です。名古屋には高級旅館や高級ホテルはあまり多くはなく、ビジネスホテルクラスの宿泊施設がメインです。名古屋駅と栄駅の周辺が中心地になっていて、一人一泊の料金は6000円から12000円程度が相場として知られています。
20000円クラスの高級ホテルは数が少ない影響で繁忙期にはすぐに満室になってしまうので早めに予約した方が良いでしょう。参考リンク…名古屋 東急ホテル:名古屋周辺ホテル
安宿で良いという人もビジネスパーソンがよく利用しているエリアなので早めの予約が必須です。
観光旅行よりもビジネスの人の滞在が多いので時期的な価格の変動はほとんどありません。連泊で少し安くなったり、大勢で雑魚寝をすれば格安にできたりする場合もありますが、およそ一泊あたり8000円程度は予算を確保しておくのが良いでしょう。
宿にこだわりを持つかどうかや、予算の上限に応じて決めることも可能です。
名古屋グルメを楽しむなら食費も検討が必要
名古屋旅行で何を楽しむかという質問に対して、多くの人が答えるのが名古屋グルメです。高級料理であるひつまぶしを筆頭として、味噌カツや手羽先、味噌煮込みなどの有名どころから、台湾ラーメンやあんかけスパなどのB級グルメもたくさんあります。
朝ごはんには小倉トースト、ちょっと小腹が空いたときやハイキングのお弁当には天むすといった形であらゆるタイミングで楽しめる名古屋グルメがあるので、何を食べるかをよく考えていくのが賢明です。名古屋では鳥料理や海鮮料理も力を入れていて美味しいお店がたくさんあります。
居酒屋では地元の有名な日本酒も多数取り揃えているので、存分に楽しみたいと思うと食費が予算の大きな割合を占めるようになるかもしれません。例えば、ひつまぶしを有名店で食べれば5000円以上、味噌カツが1500円から2500円程度、味噌煮込みでも1000円くらいになります。
日間賀島でふぐを食べれば軽く10000円はかかってしまうでしょう。グルメ三昧にすると一日あたり10000円を用意しても足りないかもしれません。
お酒を飲むかどうか、ホテルに食事が付いているかどうかにも影響されるので、滞在中にどのような食事をするかを十分に考えて計画を立てるのが大切です。予算を先に決めておいて、その枠内でうまく都合をつけるのも賢い対策です。
現地での行動費はどの程度必要か
現地で何をするかによって確保すべき予算にも大差があります。ショッピングに行くならその予算が必要になり、徳川美術館や東山動物公園などの観光スポットに入場するなら数百円から千数百円程度のお金がかかるでしょう。
また、名古屋では地下鉄網とバス網が発達しているので移動には便利です。土日であればドニチエコきっぷが販売されていて一日乗り放題にすることもできます。短い距離の移動でも100円から240円くらいはかかってしまうので、週末に旅行に行くなら活用したいサービスです。
トヨタのお膝元という影響もあってレンタカー産業も発達しているので、現地で車を借りて移動するのも良い方法でしょう。一日あたり5000円程度の予算を確保しておけば安いレンタカーなら借りられます。
節約するにはツアーも活用してみよう
旅行費用を節約したいと考えたらツアーを利用するのも良い方法でしょう。名古屋は人気の観光地なので一年を通して様々なツアーが催行されています。単純に交通費とホテル代を安上がりにできる自由行動のツアーもありますが、バスで観光スポットを巡れるツアーも豊富です。
やりたいことが網羅されているツアーがあれば安くて済むのは確かなので、旅行計画を立てるときにはツアー商品を確認しておきましょう。特に交通費と宿泊費は2割以上も安くなる場合があります。名古屋旅行で大きな比重を占める費用だからこそ、ツアーを活用して節約するという考え方を持つのが大切です。